ジュニアテニスを考える

ジュニアテニスプレイヤーを応援する 素人目線で思ったことをつづります

♯113 打点が遠い選手

 久しぶりにまた気がつきましたので投稿します。気がついていたと思うのですが、改めて。

 

 

 体から遠いポイントでボールを捕らえている選手は強い選手でとても多いです。とても単純な話になりますが、常に遠心力のサポートを受けているということになりますよね。同じ力のボールを打つにしても、より少ない力で打てるということが言えます。

 

 だいたいの選手ですが、フォアの打点が遠い選手はバックの打点も同じように体から遠い選手が多いです。かといってひじが伸びてしまってうまく使えていないというわけではなく、しっかりと良い動きで振り切ることができています。特に体が大きい選手に多いそうですが、長い腕を使って懐の中で調整してしまうようなことがあります。それはそれで非常に長所としてとらえることができると思いますが、もしかするときちんとした自分の打点でボールをとらえることをさぼってしまっているということにつながるのかもしれません。 私の勝手なイメージですが、イチロー選手のバットスイングに共通するものを感じます。あれだけバットのヘッドが大きく回る選手もなかなかいないと思います。

 

 横に振られた時にも同じです。いつも同じポイントでとらえているのでどのような状況でもある程度体から離れたポイントでボールをとらえています。「常に遠心力を使えている」ということが言えると思います。

 

 ただ手元が非常に器用で体から近い打点でさばいてしまう選手もたくさんいます。一概には言えないと思いますが、もったいないような気がしています。相手選手から放たれるボールが速く、そういった態勢を作らせないというのがトップレベルの攻防ということになるのでしょうが、やはり自分の打点でとらえるということは重要です。

 

 

 

 以前ナダル選手は打点が体に近く、体への負担も大きいプレースタイルなので、選手としての寿命は短いのではないか?といわれることが多かったみたいです。 そんなことないですよね! ですので各選手の特性を生かしたスタイルであればいろいろな良さが出てきます。なんでも決めつけてかかるのはよくないと思いますが、力のないジュニア時代には特に出るのかもしれませんが、大きくラケットヘッドで弧を描いて、体から離れたポイントに常に打点がある選手というのは強いと思います。 常に体の近くでうまくさばいてしまうということをなるべくせずに、いつもと同じポイントでとらえることを続けるのは重要ではないかと思います。

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