私が見ていてセンスがある、と思えるジュニアテニス選手について考えました。今回も偏った話になるかと思いますがどうぞお付き合いください。
私が考えるセンスのある選手は 最小限の力みで最大限のパワー出している選手です。見た目の感じで言いますと、とてもリラックスしている様子なのにボールは強いというイメージです。左右に動かされている状態であったり、処理の難しいボールなどではまた違った感じにもなるかと思います。最大限のパワーを引き出すためにとても重要な要素が力むまでのリラックスです。このリラックスがきっちりとできている選手はとてもセンスを感じます。
リラックス → 一瞬の力み → パワースピードのあるボール という流れがあるのだと思いますが、これを自然にできている選手はセンスがあると思います。力が入りすぎるというのは状況によってよくあることなのだと思いますが、プロ選手を見てもボールとコンタクトの直前はかなり腕はリラックスしている状態を作っています。逆にそれがないと強くたたくということができないので当然といえば当然です。
またテニスというスポーツは6ゲーム1セットという勝負がおそらく一番短めな勝負となるでしょう。しかもハードな日程ですとそれを1日5試合をこなすこともあります。常に100%の動きをしていては持たないスポーツです。フェデラー選手のように時にリラックスしてプレーしているような印象を与えるくらいがスタミナも長持ちしてケガも少ないテニス向きな選手になるのではないかと思います。 よって最小限の力みで最大限のパワーなどの効果を生み出すことのできる動きは非常に重要だと思いますし、テニス選手としてのセンスを感じます。
激しい試合をしている中でも力みを一瞬にとどめて、スタミナの浪費を最小限にとどめている選手を見つけたら注目してみましょう。