ジュニアテニスペアレンツの皆様こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
2019年度 全国選抜ジュニアテニス選手権大会を見に行ってきました。U14.U12の各地域代表者32名ずつが参加する文字通りの全国大会です。強い選手しかいない大会です。
皆様はこういったジュニアテニスの大会を見に行かれることも多いかと思います。自分のお子様ではない選手の試合はどのようなポイントを置いてみますか?? いろいろなところを見るとは思いますが、私のオススメはどこかポイントを決めてみるということです。例えば自分の目線よりもずっと高いレベルの試合があったとします。すると、「うちの子供とはまた世界が違う」というようになり、どこをみたらいいのか忘れてしまいがちで、すごかった、という感想しか出ない感じになってしまい、とてももったいないと思います。比べることのできるポイントなどを決めてみると良いのではないかと思います。ちなみに今回の私のポイントは、、、サイドに振られたときにどう返すか。をポイントとして見てみました。なかなか面白かったです。
ちなみにどうだったかをざっくりとお伝えしますと、「強い選手ほど、ギリギリの球でもコースを狙って決めに来る」と言うことです。
振られてスライスでつないでいるだけの選手は上位には居ませんでした。私は以前フォアハンドのスライスを戦術に取り入れたら良いかもと言う記事を書きましたが、その域をすでに超えた選手がたどり着くところなんだと思います。振られたときにには必然的に選べるコースは広くなります。よってウィナーを取る可能性が広がることと捉えることができます。
トップ選手たちはサイドに振られたときにポイントするチャンスと捉えているのでしょう。コート真ん中のポジションからではポイントを狙えないわけではありませんがかなり高いリスクを取らされてしまいます。よってサイドラインあたりでボールを当てるときがウィナーの確率が高いです。ですのできちんと振り抜けるようなボールは安易にサイドに持って行かない方がいいのではないかと私は思いました。相手がウィナーを狙うことのできないような厳しいボールでサイドに振らなければならないと言うことです。そうでなければ相手は狙ってきて高確率でポイントされてしまいます。
センターセオリーという作戦がありますがこのレベルになってようやく意味がわかってきました。センターに集めていればよっぽどウィナーで取られることはないと言う理屈にかなった作戦だと言うことだと思います。力で負けることはないとじっくりした勝負をしたい時はセンターセオリーでやるのが良いでしょう。リスクを取らないショットを重ねているうちに力の差が出てきて、安定した勝ちを望めます。その上で格上または同等の際どい選手との試合ではギリギリのリスクを背負った攻めも展開します。作戦は大切かもしれませんね。
これから私も球が強かった、迫力があった、ミスをしなかったと言うような抽象的な印象を残すだけではなく、具体的にここがこうだった、あの球をあの選手はストレートに狙ってきたなどより具体的に残していきたいと思います。