ジュニアテニスを考える

ジュニアテニスプレイヤーを応援する 素人目線で思ったことをつづります

優秀な指導法とは?♯55

   ジュニアテニスペアレンツの皆様は良いテニススクールに選手を入れてあげたいと言う気持ちが強い方が多いかと思います。その時にコーチの教え方が良いと言う表現を使われることも多いかと思います。では具体的にどのような指導法が良いのかについて考えてみました。

 

   特に大会などで良い成績をとりたいと考えているペアレンツの方々は実際のレッスンで今のケースはこうしたほうがいい、そこで膝を曲げてこう、、、と手取り足取り教えていただくのを希望したり想像したりしているかもしれません。私もそうでした。しかし強い選手がたくさんいるチームはそうではないところが多いと思います。

 

   私は自分で考えて自分でどうすれば良いか考える事を教えてくれるスクールが最も優秀なテニススクールでありコーチだと思います。選手自身が言われた通りにやるような事細かい指示を出しまくるコーチは強いクラブにはほとんどいません。一から十まで教えていては自分で考えることを選手がやめてしまいます。テニスは基本試合中にはアドバイスを受けることができないスポーツです。孤独な環境の中でどうすれば良いかを判断して実行できる選手でなければ勝てません。テニスのような仲間もコーチも監督もいないスポーツという背景もありますので手取り足取り教えるのは、ずれていると言うことなのかと思います。

 

   考えることを閉ざして一つのことだけやり続けようとする選手が勝ち続けることは非常に困難です。課題を持ってやることは大切ですがこれだけやってればいいと思ってしまっている選手はなかなか勝ち続けるのは難しいでしょう。都度考えて判断するという訓練が必要と思います。

 

   良いコーチがいたらそのチームの選手はみんな強いですか?そんなことはないと思います。強い選手たちと打ち合えるチームに入ることは強くなる近道だと以前の記事に書きました。その強い選手たちとどうすればやり合えるのか?勝てるのか?ということを常に考えながら練習することになるから強くなるのです。チーム的にはあまり強いという話を聞かないところでも、試合に出かけて自分で強くなる選手はいます。きっと練習では自分自身でどうすれば強くなれるかを考えていることと思います。

 

   自分で考えることを前提でその先に良いコーチを求めるのが本筋で、ここにいたら強くならない、あっちのチームでいろいろ教えてもらおうと言う他力本願な選手はきっとある程度まででしょう。どこへ行っても自分を強くするのは自分です。

 

    よって具体的にこの練習をこの方法でどれくらいやればいい、と言う指導方法はないと思います。強いて言えば自分自身で考えること、その考えがずれていた時に指摘してくれること   それが優秀な指導方法なのかもしれません。

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