ジュニアテニスを考える

ジュニアテニスプレイヤーを応援する 素人目線で思ったことをつづります

「目標」について考える ♯38

 一口に「目標」といっても なかなか深く難しいところがあります。テニスを始めるとき、とても抽象的に目標をもってテニスを始めたと思います。強くなりたい、試合で勝てるようになりたい、うまくなって一生の趣味を持ちたい、得意な競技を一つ持つことによって自信をつけたい、などいろいろとあるのではないかと思います。

 

 今回はテニスど素人の私の相当に偏った話をします>< あまり参考にならないかもしれないですし、参考にしないほうがよいのかもしれないとも思ってしまうような内容かもしれません。すみませんがお付き合いください。

 

 私の大変に偏った目標についての価値観をつづりたいと思います。おかしいと思う人が多いと思う覚悟でお伝えしたいと思います。

 

 ジュニアテニス選手本人が漠然と描いている目標よりももっと先の大きな目標を立ててそれを本気で目指すことを奨励する

 

 目標というものは目指すものとしての意味合いもあるかと思いますが、私は達成するためのものとして選手には伝えます。達成するためには何をしたらよいか、何が足りていないかというものをより具体的にして日々の練習に取り組みより早く目標達成に近づけるようにすることを習慣づけます。何かあった時にも必ずその目標を基準にして話をします。

 ジュニアテニス選手がつらいとき、悩んでいるときにぼんやりとした目標を持っている状況でいろいろと伝えるよりも、はっきりとした目標に対してこれとこれとこれが足りていないとより分かりやすく伝えることができると思いますし、わたしはその目標を追いかけることができなくなったらテニスをやめるということを条件にテニスをさせました。逆にその目標を全力で目指しているうちはこちらも全力で支援するという約束をしました。逆にいえば高い目標を目指すことを義務付けられてテニスをやるならば決めた目標を達成しなければならないという受け取り方もできます。かなり厳しいと思われる方も多いでしょう。しかし私の考えはこうです。中途半端に一生懸命頑張って何もかもが大成することのない状況は非常にもったいないうえに、ダメならダメ!と次に向かったほうが良い人生となる と考えているからです。つまり本気で目標に向かうということが最重要事項として考えたいと思っているのです。やめることは止めませんが、本気で目標に向かわずにテニスを続けることはできませんよ、ということです。そこに甘えとか許容はありません。

 

 例えばこうです。

10歳  → 関東大会に出場する

11歳  → 全国大会に出場する

12歳  → 全国大会で優勝する

 

 というような具体的な目標を決めます。これを本気で目指すことと決定します。そうしますと関東大会に出るまでには県ランキングを何位にして、予選の県大会でBEST8に入らなければならない。となるとランキング8位の選手に勝たなければならない。8位の選手はこの選手なのでどうやったらこの選手に勝てるのか考える。勝つためにはどんな練習をしてどんなプレイができれば勝てるのか。ミスやウィナーを何本にすれば勝てるのか?など少しずつ目指すポイントを具体的にしていきます。つぎに全国大会に出るには関東大会でBEST16に入らなければならない、ということは最低でも関東ランキング16位の選手に勝てなければならない、、、。全国大会で優勝するには、、、。と具体的にこの選手に勝たなければならないということがわかってきます。これを一つずつクリアしていくということで目標に近づいていきます。そして目標を最終的に達成します。

 

 目標を達成できなかったらどうするのか?と思われるかもしれません。そのときは次に設定した目標に向かってまた本気で向かえばよいのです。また目標を早期に達成してしまったらどうするのか?このときもまた次の目標を設定してそれに向かえばよいのです。 そのときそのときを必死に目標に向かって努力を続けるということが大事だと考えていますので、達成できるかどうかは二の次です。 達成できた時は大いに称えて一緒になって喜びます。結果を評価するばかりでなく、そこまでの本気の努力を称えたいです。

 

 そして高い目標を設定すると結果的にその前にある高い壁を割と簡単に超えてしまう選手が出来上がっています。以前は関東大会優勝など遠く遠くに聞こえてくるような大きすぎる目標だと感じていたのに、本気になって全国大会優勝を目指していたら、知らないうちに超えていた、、、。全国大会を目指していたら、県大会は免除されるシード選手になっていた。 本気で高い目標を目指すことにはいろいろとメリットがあると思います。大切なのはどこまで本気で目標にむかえるかということだと思います。

 

 マラソン大会の様子をテレビで放映して視聴率をとれる国は日本しかないということを聞いたことがあります。日本人の国民性で 一生懸命頑張って前に向かっている人 を応援したくなるのが日本人だそうです。ただ走っている人をみて面白くもなんともないとおもう人が世界では多い中、日本人は苦しみながらも前を向いて必死にもがいて頑張って進んでいる人を応援したくなるという特性を持っています。 私も日本人です。一生懸命、本気で、頑張っている人を応援したいです。

 

 目標をはっきりと決めるということは何をすべきかということをはっきりさせるということと同じ意味になるかと思います。目標があやふやですとやらなければならないこともあやふやになると思います。ぜひはっきりとした目標を定めましょう!

 

 

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