ジュニアテニスを考える

ジュニアテニスプレイヤーを応援する 素人目線で思ったことをつづります

♯98 コロナ明けにビックリしたこと

  もうコロナ明けという言葉もあまり聞かなくなってきました。しかし第二波が襲いかかってきており予断を許さない状況になりつつあります。そんな情勢ではありますがちょっと前のことを書きたいと思います。

 

 

 皆様もそうだと思いますが、緊急事態宣言が取り消された頃一斉にジュニアテニス 選手たちも練習再開したことと思います。そのときにびっくりしたこととそれによって思ったことを綴ります。

 

 

 それはコロナ期間中全く練習ができなかった全国大会タイトルホルダーと、地域大会に出たことがない選手のマッチ練習です。

 予想がつくかもしれませんが全国覇者が普通に負けました。相手選手は所属クラブの方針もあり通常通り練習はできていたそうです。これをみて色々と感じましたので書きたいと思います。

 

①テニスは感覚のスポーツ

②頑張って積み上げて磨いた技術は一瞬で消えて無くなる

③テニスは反復練習🎾

④これからどうなるのかが気になる

 

 

 ①ですが強く感じました。何かを確認して他の選手とはここが違うんだろうな、こう言う場面での気持ちの持ち方が違うな、など強い選手には特にいろいろなことを思いましたが絶対的にテニス的感覚、タマ勘が、無ければ何もできないと言うことです。いくら強い選手でも才能だけでやっている選手はいないと言うことを確信しました。

 

 ②ものすごい場で他の人のできないような経験を積んだとしてもその感覚をモノにし、さらに練習を続けていかなければ消えて無くなるのがテニスの技術だと言うことを知りました。たった1ヶ月テニスをしなかったら同じようにはできなくなると言う確証を得ました。

 

 ③テニスにおいての最も重要な練習は、ラリー、球出しなど基本的な部分の反復練習であると確信しました。長いことラリー練習を続けるプロの練習方法は必要不可欠だからだと言う理由でやっていると思いました。基礎の反復を疎かにしてはいけない!!

 

 ④これから強い選手が感覚を取り戻し巻き返すのか、あるいはこの練習ができた期間の差を生かして格下の選手が格上選手に追いつき追い越すのか、興味が尽きません。夏の大会で注目したいと思います。 が中止になりそうですね💦💦💦

 

 

 練習ができる環境がなければテニスの技術は維持できない。やらなくなったらやっている選手には置いていかれる。たとえ才能豊かな天才と呼ばれるような選手であってもです。怪我で練習ができないと言うことがどれだけ痛手なのかがよくわかりました。

 

 

 反復練習を続けて、地味な練習を大事にしましょう! と言うことが身に染みた出来事でした。

 

 

 

♯97 夏のうた お題について書いてみます

今週のお題「夏うた」

 

 今のお題は夏うたという事です。恥ずかしながらお題というものに今まで気がついておりませんでした💦一度書いてみようかと思います。

 

 子供はテニスをやっていますが、私自身は中学からバレーボール部に所属しておりました。懐かしい思い出を書いてみようかと思います。

 

 ちょうど私が中学2年生の頃、体育館の建て替えがありまして丸一年体育館が使えないという時期にあたりました。なんというか床が深緑色の懐かしい感じから板張りに変わるという感じでした。たしか。

 3年になってやった!体育館で練習ができる!となったときに当時の顧問の先生が延々とTUBEの「あー夏休み」を体育館のスピーカーでリピート再生しており、当時あまり歌謡曲には興味がなかった自分ですがあの歌は自然に覚えました。そして夏休みの二部練習(午前午後通しの練習)でそれこそ絞れるくらいのあせをかいたシャツを干しながら必死に白いボールを追いかけていたあの頃を思い出します。冷房はなく開けれるところは全部開けて風を通しましたが、それでも暑かった💦💦 でも新しい体育館で練習できることが本当に嬉しかった。。。

 

 

 他にもたくさん好きな夏のうたはありますが、一番に来るのは TUBEのあー夏休み です。あの体育館の風景が今でもはっきり思い出されますし、暑くてキツかったけども楽しく頑張れた記憶が蘇ります。県大会目前で夏の総体で負け、心の底から泣いたことが懐かしく思い出されます。

 

 

 皆さんもあるかと思いますが曲や匂いって何か記憶に直結しませんか?私はなんとも言えない体育館の匂いを感じると必死に頑張ったバレーボール時代を勝手にイメージしますし、あー夏休みを聞けば中学時代を思い出します。音楽や匂いというものをこれから暮らしの中でちょっと気を配って考えてみようと思います。

 

 

 最後にどうでも良いことですが、私のTUBEの一番好きな曲はマイナーかもしれませんが 冬の海岸通り といううたです。昔失恋したときに聴いていて一番好きな曲になってしまいました💦 気になる方は是非聴いてみてください♩

 

 

♯96 RSK全国選抜ジュニア U15中牟田杯 中止

 

 先日13歳以下、15歳以下の全国選抜ジュニア大会の中止が発表されました。特に地域大会に参加するレベルの選手たちにはショックが走ったかと思います。なぜならばその少し前に、地域大会解禁のお知らせがあったからです。。。

 

 急激なコロナ感染者増加の知らせが届いていたため仕方ない部分も大きいかと思います。 しかし、、、残念です。

 

 

 常々ジュニア選手として上を向いてまっすぐ進める時間はあっという間に終わってしまうという持論を持つ私にとって、この空白は非常に大きく厳しいものだと感じています。練習さえもままならない状況にこのまままた戻ってしまうかもしれません。

 

 

 以前の緊急事態宣言下の中で、いかに過ごすかということをお考えになった方も多いかと思いますし、今度なったらこうするという指針のようなものも皆さんお持ちかもしれません。 しかし、私は嫌ですもうあの感じに戻るのは。

 

 

 ただの愚痴になってしまいましたがこんな感じに思っている人も多いのではないでしょうか。我が子のモチベーションがゼロになってしまう前に事態解決に世の中が向いてくれることを期待したいと思うとともに、様々な人たちを苦しめ、死に至らしめている新型コロナウィルスを憎みたいと思います。

 

 

 罪を憎んで人を憎まず、恨むべき対象はウィルスとして感染者などを憎しみの対象にするのはやめましょう。不注意があった行動をとったとしても、感染したくて感染してしまった人はおそらくいません。よもや自分が、と思っている人がほとんどだと思います。視野を広く持ってこれからも過ごしていきましょう。

♯95 ポイントされた後の態度


 今回は変わり種かもしれませんが、ここに注目してみました。

 

 

 先日元マリナーズのイチロー選手の話を聞きました。彼はメジャーでも素晴らしいプレーをした後常にクールにふるまうことに努めていました。それはなぜかというと周りから自分を見たときに今はしゃぐ時ではないと判断していたためだそうです。

 ヒットを打ち1塁ベースを回ったとこででも確かにいつも彼は無表情でした。イチロー曰く、「ここで喜んだらうれしかったんだと思われるが、表情がないとそこのない怖さを相手は感じる」と語っています。きっとイチロー選手も逆の立場だとそう感じるということでしょう。そういった立ち居振る舞いの極みは、ミスをしてもよいプレーをしてもいつも同じ態度でいるということだというお話です。

 

 

 テニスでも同じことが言えるような気がします。良いところでよいポイントを取ると気合で大きく発声することはありますが、トップ選手は割と平静を保っていることが多いような印象があります。相手からどう見られているかということを気にしているというところも大きいと思います

 

 

 ジュニアテニス選手を見てこの選手強そうだ、と思える選手はどんな感じの態度に感じていますでしょうか?

 私はミスをしてもへこんだ態度を見せずに堂々としているという印象が思い浮かびます。テニスは1対1のアドバイスなし、対面している相手のみとの真剣勝負です。そこで相手に弱いところを見せないというのは勝負の基本であり大切なところではないかと感じます。

 

 

 堂々としている態度について考えます。

ミスをしたとき → 「今のミスは全然気にしてはいませんよ。次はミスしない。」

ポイントを取った時 → 「あんなの当たり前。別に良いショットと思っていない。」

 

 態度から伝わる印象というのはこういったところではないかなと思います。フェデラーがすごいショットでポイントを取った時に涼しい顔して髪を分けるようなしぐさを良くしますが、強い選手だというオーラを感じます。あれでいつもいつも大喜びしているようだとまた違った印象になるでしょう。

 動物が、本能的に戦闘態勢に入ると自分を大きく見せたり威嚇をしたり自分の強さを表現しようとします。絶対に腹を見せたり弱みを見せないと努めています。もしくは大きく力が離れており、相手にもしないという堂々とした態度も見られます。人間も絶対に戦闘態勢に入る時があるならばこの姿勢は必要です。それを体現しているのがトップ選手ということになると思いますし、私たちの見ているジュニア選手の強そうという印象を与える選手の態度ということになると思います。本能的に相手が弱い態度を見せると勝てると思うのが生物というものだと思います

 

 

 人は行動が変わると内面も変わるといいます。よく言う習慣が変われば最終的に人生が変わるというようなことをよく言うあれですね。とてつもなくへこむポイントがあったとしてもいつもと同じように堂々としているという習慣を変えるところから取り組んでみるのはよいのではないかと考えています。強い選手と同じ行動をとり続ければ強くなっているという効果を狙います。

 

 

 ポイントを取られたときに低年齢ジュニアは心の内面がが特にわかりやすく出る傾向があります。我が子もそうでした。そこで粘り強く態度、行動を変えるよう取り組みました。

 

 おそらくもう何千回も我が子に言っていると思います。

「胸を張れ」 「下を向くな」 「堂々としていろ」

いや、何万回かな?? 試合のビデオを見ながらも何回も言っています。イメージとして伝えているのは肩甲骨を寄せて新鮮な酸素を取り込め!というワードです。

 弊害としては堂々としすぎていて周囲からはふてぶてしい態度だ、生意気だと感じる方もいるようです>< 頑張ってそういう態度をしているので温かく見守っていただきたいと思いますが。。。 逆に強そうな態度だ、とか姿勢がいい選手だなどと言ってくれることもあります。これからも継続していきたいと考えています。

 

 

 自分をのせていくための気合の表現はとても良いと思いますが、それ以外では平静を保つような感じを目指したいと思っています。皆様の選手にも一つの行動を変えてみるというところから始めてみたらどうでしょうか?一度に色々変えようとしてもなかなか難しいですから。 やってみたら効果は絶対あります。落ち着いたとか、強そうだといわれると強くなります。

 

 

 

♯94 良いパターン

 様々なデータを我が子の試合から作成して分析していますが、一つ見つけました。間違いないデータです。

 

 

 

 サービスゲーム時にラリー3本目でのポイントが多い。

 リターンゲーム時にラリー4本目でのポイントがおおい。

 

 

 

 これが勝ってる試合のデータで特徴的なポイントです。ラリーが長くなればあまりどちらかにポイントが偏る傾向は今のところなさそうですが、短いラリー数でポイントをとっている時は流れがいいといつも感じていました。

 しかしながら低年齢ジュニアの時はこのような数字ではありませんでした。長ーいラリーを繰り返していましたので、ある程度叩ける力がついてきてから出てきたデータと言えると思います。年齢が上がるにつれてラリーの平均本数はどんどん減ってきています。これはジュニア選手たちほぼ全員に当てはまります。

 

 ラリーの本数が長いところでのポイントが多くなるということ、そして短いところでのポイントが多くなるということ。この違いはなんでしょうか?そうです。年齢が上がってくると勝負のポイントがどんどん早くなります。

 

 

 そうです!サーブとリターンが勝負を分けるという事です

 

 

 当然相手選手のタイプにもよるところがありますが全体的に見てという話になります。

 

 

 サービスゲーム時の3本目攻撃、リターンゲーム時の4本目攻撃。 これはサーブやリターンで攻めて3本目、4本目でチャンスボールを引き出していることになります。

 

 

 よって年齢が上がっていくと次のようなことが言えると思います。

 

 勝負のポイントが早く訪れる。 →    3本目、4本目あたりでポイントを決める力が必要になる(もっと早くポイントしても良い)    →    ファーストサーブ、もしくはリターンでチャンスボールを獲得する必要性が高くなる →    試合に勝つことができる

 

 振り回し練習などでつなぐ力を付けるのも非常に重要なことではありますが、比重で言えば年齢が上がってくるごとに、サーブとリターンの強化の比重を上げていかなければならないと思います。当然ある一定のレベルまで技術の上がっている選手に言えることですが💦

 

 私は元々バレーボール選手でした。力の拮抗したチームとの対戦時はいつも勝負を分けるのはサーブとサーブレシーブの出来不出来でした。プレーの始まる最初のボールコンタクトが悪ければその次のプレーはないと考えると、やはりサーブとリターンは最重要でしょう。

 

 

 サーブ、リターンを制するものはテニスを制する🎾

♯93 強いジュニアはこう

 久しぶりにまた強いジュニアのプレーを見て感じたことがありましたので、アップしたいと思います。 以前紹介した記事と被るところがあります。言葉ではなかなかうまく伝えられないかもしれませんが、がんばります。

 

 

 強いジュニアのボールを打つ前の 「狙いすまし感」 が違います。

 

 

 テイクバックに入ってからラケットを振るまでの雰囲気のことです。何というのでしょうか、ほかの選手が素振りをしているところにボールが当たっているようなイメージになるのに対して強い選手はどこか狙ってるなーっていうのが伝わってくる感じというのでしょうか。。。そして打つと期待通り、若しくは期待以上のボールを打ちます。集中力が研ぎ澄まされている感じがします。 そしてもう一つ、、、

 

 

 強いジュニアのテイクバックを見ていると 「どこのコースに来るのかがわからない」

 

 

 これは以前紹介しましたが、やはりそうです。相手選手はボールが出るまでわかりませんので相手選手は根本的な部分で疲労を重ねることとなるでしょう。

 

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簡単にわかりやすい特徴を書きますと、体が開くのが遅いということになるかと思います。特に両手打ちバックハンドなどは打つところまで体でラケットを隠しているような感じで、最後にラケットが出てくるイメージです。

だいたい予想できるすごい球よりも、緩いボールでもどこに来るのか全く分からないほうが精神的には追い込まれると思います。

 

 とても根本的なことだと思いますし、すでに取り組んでいる方も多いかもしれませんが、ジュニア選手に基本的なフォームを身に着けていく際にはこの、「狙いすましている感じ」「打つまでどこのコースに打つのかわからない」という特性を身につけるというのは非常に重要ではないでしょうか?最初にそのフォームを身に着けてしまえば一生その優れたフォームで戦うことができます。出来上がってからの修正は本当に大変です。ヒントは正面から見て、打つまでラケットが見えない感じ?かもしれません。

♯92 メンタルが弱い ということについて

 表題の件に考えました。メンタルが強い、弱いという言葉を最近よく使いますがこれについて考えたことを書いてみます。

 

 

 「メンタルが弱い」ということはどういうことかについて考えます。おそらくは大事な場面で力を発揮できないとか、ミスをしてはいけないケースに限ってミスをするなどということで使われていることが多く感じます。その前提でかいてみます。

 

 

 では大事な場面でミスをするときは選手がどのような状況の時でしょうか。おそらくはここは落とせない、絶対に取らなければ!と心の中で思っているような感じで緊張しているという感じだと思います。たしかにそういう場面に限ってミスが出る選手はいますよね。わかります。

 ではほかの考え方もしてみます。大事な場面まで行くことができない選手はどうなんでしょうか?その選手のメンタルは強い??弱い?? わからないですよね。大事な場面までたどり着けないのだから。

 そして大事なポイントは絶対に落とさないくらいいいところを持っていく選手もいます。この選手はメンタルが強い? そのように決めてしまってもよいでしょうか。

 

 

 例えばの話をしますが、大人の方でも結構です。今まで予想することもできなかった、絶対に二度と経験することがないくらいに追い込まれるようなシチュエーションが目の前に現れたとします。このときに堂々としていられるのがメンタルが強いということでしょうか?全く予想もできず、また経験したこともなく準備も全くなくこの先どうなるかも全然わからない状況で堂々としていられるというほうが異常ではないでしょうか? どうしようと不安になり、緊張状態になりいつも通りの行動ができなくなるのが人間だと思います。

 

 テニスで試合を決めるノーアド40オールというケースは想定できますか?ノーアドの試合であれば当然起こるケースです。 上の状況とは違って予想することも準備することもできるケースということです。ここでいつも力を発揮できずにメンタルが弱いといわれている選手は予想することや準備をすることができているのでしょうか?

 まったく想定もせず、準備もせずその先どうなるのかわからない状況ではうえでお伝えした通り、いつものように体が動かなくなり正常な判断もできなくなるのが普通の人間です。ではできる限りの準備や想定ができていたらどうなるでしょうか?

 

 

 ちょっと動かしてしまった(振ったりしてしまった)コーラのペットボトルの栓を開けようとします。今までの経験などから「もしかしたら開けたら泡がしゅわーーーーっと噴き出してこぼれてしまうかもしれない!!」と、少し時間を置いたり、またはこぼれてしまうコーラが床や服を汚してしまわないように準備をして開けますよね? これ起こりうる状況に対する準備ですし、それを想定した動きです。

 

 テニスにおいてもそのような当たり前の準備や想定ができていますか?と私は問いかけてみたいです。きちんと準備も予想もできているのにいつもそうなるというのは、逆に大事な場面以外でも同じミスをしてませんか?単に技術力が足りないだけというケースも多いと思います。きちんと想定をして準備をしておいてそのケースに向き合ったときは、ああこれね、とばかりに力を発揮することができると思います。おそらくはそのような大事なポイントでのプレーということを、日ごろの練習で全く想定せずになんとなくやっているから体が動かなくなるのだと思います。

 

 

 強いジュニアに以前聞いたことがあります。

私「大事なポイント 落とさないね! 強いね!」

       ↓

強いジュニア「相手が勝手に大事なところでビビってミスしてくれるから、負ける気はしないです。」

 

 強いジュニア選手のメンタルが強いということではなく、相手が弱いだけということを感じているようでした。実際そうなのかとも思います。その選手はいつも通りやっているだけということです。

 

 

 よってメンタルが弱いということは単に準備ができていない、試合の状況を想定した練習ができていない、ということだとも思います。 必死に準備したのに、それでも想定できなかったケースが存在するかもしれませんが、それはもう経験するしかないでしょう。しかし、普通に訪れる可能性のあるケースを想定して練習していないのは、メンタルが弱いとかそういう精神論ではなくてただ、準備をさぼっているだけのことです。きちんと準備をすればそのようなことにはなりません。

 

 

 毎回メンタルが弱いといわれ、大事なポイントでミスを重ねるということは私は噴き出してしまうかもしれないと分かっているのに、何の準備もせずに開けて噴き出したコーラを浴びて服や部屋を汚してしまうことと同じだと思います。準備しなければ当然そうなります。おそらく自分でもわかっていることです。 これをやらない選手がメンタルが弱いといわれている選手なのではないかと考えています。

 逆に言えば、大事な場面以外では力を発揮できているということとも取れます。

 

 

 メンタルが弱いといわれている選手は、できる限りの準備や想定ができているかを今一度確認させたほうがよいと思います。いったこともない初めての大舞台でいつも通りの力を発揮する選手のほとんどは、大舞台で勝つイメージを持った練習をして心と体の準備ができている選手です。

 

 メンタルが弱いという言葉に逃げていてはいけません。 メンタルのせいにしてはいけない。できることはたくさんある。 と 選手に伝えたいです。

 

 

 

 

♯91 ケガについて3

 今回はジュニア選手のけがについて書きたいと思います。

 

ある機会にてトップジュニア選手の親御さんとお話しすることができました。練習会の会場にてのお話だったのですが、うちの子のプレーも見てもらいどんな感じでしょうかと聞いてみました。

 そのトップ選手の親御さんはプレーを見て

 

「どこか大きなけがとかはないですか? 今までケガで練習できなかった期間とかはないですか?」

 

 などケガのことについて多くの質問をされました。今のところ気を付けていることもあって練習ができなくなるような大きなけがはないのですが、それを聞きトップ選手の親御さんは「それは何よりです。」とのことでした。

 実際そのトップ選手がケガによって練習ができない期間もあったことも私は知っているのですが、それだけ選手を育てる際に大きな弊害になっているのがケガだということがよく伝わってきました。

 フットワークや、サーブ、ストロークなどに何かとアドバイスいただけるのでは?という期待もしていたのですがその辺は無し! うちの子の将来などを考えてケガだけはしないようにという趣旨のお話でした。

 

 

 レベルが上がってトップクラスでできる選手になるということが第一段階だとは思いますが、トップに行くということはおそらく同時に体にも大きな負担がかかるということだと思いますし、さらに過酷なスケジュールを強いられるようなことも多いです。ほかの選手たちとは体の使い方も、プレーの一つ一つの厳しさも違いますので当然です。よってレベルが上がっていくと同時にケガのリスクも高まっていくということのようです。プロ選手たちはケガの恐怖と常に隣り合わせでしょう。

 

 

 その中で私たちジュニアの親ができることは何か?

 

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 私も常々いろいろと考えてきました。私は我が子には「少しでも違和感を感じてやばそうだなと感じたときは迷わず試合をやめていい。」と言っています。結局は自分で判断することになりますしどこがどのようにおかしいのかは選手自身にしかわかりません。これを判断する訓練は今のうちからしておいたほうがいいという考えです。

 大きな大会の地域大会決勝であっさりと棄権してしまったときはすこしだけ「も、もうちょっと頑張ってみない??」 みたいなことを思ったことがありますが、それは秘密です。。。

 

 

 ジョコビッチ選手が大いに参考になると思い、私は今研究しています。ヨガを行い練習前の入念なウォームアップ、ストレッチ、そして練習後にも入念なストレッチ。世界のアスリートの中でもベストコンディションを保つことには注目されている選手です。疲れを体に残さない工夫、そして高い柔軟性を保つ多大な努力、世界を超ハードスケジュールで回っているにもかかわらず勝ち続けるメンタルの保持、参考にしなければなりません。情報をまたキャッチして今後に生かしていきたいと思います。

 

 

 現在は体の柔軟性を保つトレーニングジムに通い、ストレッチメニューを独自にこなしていくことで予防しています。今のところ大きなけがはないというところである程度の成果は上がっていると思います。目に見えるところで成果が表れないというのもこのけが予防という大事なことの難しいところですね。

 

 

 このコロナ休み明け、実はとても心配です。ケガをしないように、無理をしないようにとうちの子には伝えていますが、どうなるか。。。

 

 

 

 

♯90 私が素晴らしいと思っているコーチ

 ジュニアがスクールに通う際、最も濃密な時間を過ごすことになるのがスクールコーチでしょう。当然ジュニアテニスについて考える時重要なファクターとなります。今回は私が素晴らしいと思うコーチについてお話ししたいです。

 

 

 まず全体としてのお話です。勘違いをされる親御さんも結構いると感じるのでお伝えします。

 100人生徒がいて100人全員にとって最高のコーチと言うのは絶対にいません

 合う合わないがあると言うことです。コーチが悪いからスクールを変わる、あっちのコーチが良さそうだからスクール変えると言う話は良く聞きますが、実際変わった先でどうなっているでしょう?劇的に良くなり強くなったとか本当に変わって良かった!と聞こえてくるのはわずかだなと感じます。何を基準に善し悪しを決めるのかをなるべく明確にしておかないといけないですね。

 

 

 そして私が良いと思うコーチは、

長所を徹底的に伸ばしてくれるコーチです。

 人は物事を教えるときなどは特に、欠点にすぐに目がいってしまいがちです。お子様のテニスを見ていてもなんだあの打ち方?!とか、あそこでネットに出るとかありえん!!とかあのミスさえなければ!と言うように最初に欠点から目に入ってきませんか?テニスコーチも同じだそうです。ですが、そこでどのような指導をするかが重要です。欠点ばかりにフォーカスしてしまうコーチもいますが、そこに少し目を瞑り、良いプレーを伸ばそうとするコーチがジュニア選手にとっては良いのです。

 

 

 ジュニアの時は顕著だと思いますが、あそこのチームの子はみんなプレーが似てるって感じることはありませんか?おそらくそう言うチームのコーチはご自分の持つ理想の形に選手を持っていく方向のコーチです。少なからず各スクールで色が出てくるかと思います。そして欠点を直していく方向性で指導していると思います。安定して強い選手が多い傾向があるかもしれません。

 しかし逆に特徴的なプレースタイルを持った選手が多いスクールもあります。おそらくはその選手の得意技を伸ばしてやろうと言う方向性なんではないかと思います。この子はこれで勝負、この子はあれが得意だからあれを中心にやっていく、など指導方針が一人一人違うことを感じさせます。私が良いと思うのは後者です。そう言ったスクールでは楽しそうに試合をしているイメージがあります。

 

 

 欠点を直そうとするコーチよりも長所を伸ばそうとするコーチのほうがなぜ良いと考えるのかは何といっても「ジュニア選手が前向きになりやすい」からです。ジュニア選手は無限の可能性を秘めています。前向きになりやすいということは上達しやすいことにそのままつながると思います。試合で勝利を収めるためには欠点を修正したほうが手っ取り早いというケースも多いかと思います。しかし子供が後ろ向きになりやすいということも考えられます。ですのである程度までは得意なプレーを伸ばし、これで私は戦う!これができれば勝てるという武器を持たせてやったほうがよいのではないかと思います。それに大事な試合で直さなければならない欠点といわれるミスをしたときに、やってしまった・・・とショックを受けることも考えられますが、あまり欠点を指摘されてない選手はケロッとしているかもしれません。

 

 

 私たち親の目線でも同じことは言えると思います、欠点よりも長所に目が行くようなサポートの仕方をしたほうが良いです。強いジュニアの親御さんはお子さんの試合中はぶつぶつ文句を言っていることもありますが、子供に直接アドバイスするときは口をついて出た言葉をそのままいうようなことはありません。やはり良かったプレーについて話をしたりします。これたぶんとても大事です。

 

 

 私も職場では若い人間の教育をするようなことがありますが、自分を肯定できない人はやめていきます。自己肯定を持てるようにするために自信を持たせて得意なことを伸ばしていくということが必要です。ダメなところばかりに目が行って話すことはミスのことばかりというのでは人間前に進めません。子供も同じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♯89 ジュニアテニス Q&A③

 さらにQ&A重ねていきたいと思います! 少しでもお役に立てればうれしく思います。

 

 

Q11 ジュニアテニス選手の中でラケットのガットにステンシルマークが入っている選手がいますがあれはどういうことですか?

 

 ラケットのメーカーさんにサポートを受けているということになります。どういったサポートなのかはそれぞれですが、ジュニアは絶対に金品をいただいたりということはダメなので、「契約している」ということではありません。モニターとして安くラケットなどを購入できたりするというものだと思います。全国大会などに行きますとほとんどの選手のラケットにマークが入っていますね。子供たちの一つのあこがれかもしれません。一つの目安としては、地域の公認大会(関東予選や関西予選など)で上位の成績を収めると自然に声がかかるという感じだと思います。

 

 

Q12 セルフジャッジというルールはこのままずっと同じままでしょうか?あのルールはいろいろと問題が起こるし嫌なんですが。。。

 

 おそらくは変わることはありません。世界大会でもセルフジャッジで普通に行われている大会はたくさんあります。選手自身のマナーにかかっているというのが現状だと思います。大きな大会になれば審判が付くこともありますが、審判も全然ダメな審判がたくさんいることも知っています。ちゃんとした審判でなければセルフジャッジでもよいかなと思っています。

 

 

Q13 ジュニアテニスのトップ選手の特徴を教えてください。

 

 まず第一に思いますのは、親御さんが熱心な方がおおいと感じるということです。親御さんが試合も練習も一度も見に来ないトップ選手は見たことがありません。あととても人間性の高い子供が多いですね。共通していると思います。

 

 

Q14 ジュニアテニスで強いクラブはどこですか?

 

 とりあえずどの地方かということもありますが、全国大会の結果などがテニス協会のホームページに掲載されていますので、やはりそこにたくさんの選手を出場させているクラブがそういった強いクラブになるかと思います。一度ぜひ見てみてください。もしくはお住まいの地域のテニス協会などのホームページにも地域大会の結果が掲載されています、それも参考になるかと思います。

 

 

Q15 テニスはお金もかかるし、見切りをつけるタイミングも考えています。どのようなことで見切りをつけたらよいでしょうか?

 

 まずは目指す目標を明確に設定しましょう! 目標を途中で変更することもOKです!その目標に向かうことが難しくなった時が見切りをつけるタイミングだと思います。私もそう考えて子供のテニスを見ていますし、いつまでもグランドスラムで優勝するといい続けることもできませんし。。。 とにかく自分でやり切ったと思えるタイミングを見つけて決断することが大切だと思います。楽しくテニスをするならずっと続けていってほしいですしね!

 

 

 

 テニスを続けるということを念頭に置くと中学進学、高校進学、その次と決断の時はいくつかやってくると思います。硬式テニス部がある小学校はあまりないため、まず中学進学の時に硬式テニス部があるところを選択肢に入れるということがあり、もしくはテニス部のない学校に行きテニススクールに通う方法もありますし、実際学校での成績なども関係してきます。そして高校進学の際にもまた選択を迫られます。大学進学の時も同じです。

 超トップ選手は海外へテニス留学というのがいまの選択肢のようですが、海外へ行かないと強くなれないという感じになってしまっているのは一般サラリーマンには夢がない話です。支援を受けて留学するようなすごい選手になるしかないですね。。。 しかし日本で強くなって海外選手にも勝てる選手になるということも今後やっていってくれる選手が出てこないか期待したいと思っています。

 どのタイミングでどの方向へ舵を切るかというのは親としては非常に大切なかじ取りではないかと考えています。やれるだけやって燃え尽きて何かを得た後にテニスを引退という形にしてもらえたらうれしいなと思っています。

 

 必死にやり遂げたことは今後の人生にとって大きな糧となります。そういう形に持っていくことができたら親としては最高だと考えます。

♯88 ジュニアテニス Q&A②

 ジュニアテニスQ&A 第2回目です。

うちの子がテニスを始めるというときにこのような記事がないかと探したものでした。そういった方々に役に立つことを書くことができればうれしく思います。では行きます。

 

 

Q6 ジュニアテニスをさせている親御さんはお金持ちが多い印象です。貧乏なうちでも大丈夫でしょうか?

 

 実際うちは平均的なサラリーマンですが、何とかなっているという印象です。でも楽ではありません>< 子供が小学生の高学年のころから全国大会に顔を出すようになってからは実際油断できない感じです。。。 部活などほかのスポーツに比べればお金はがっつりかかります。よってお金持ちのおうちのお子さんはほかのスポーツに比べれば格段に多いと思います。。 海外遠征にバンバン行かせるようなご家庭はごく限られていると思いますので、何とかなると思います!!(5人兄弟全員やらせるとなればちょっときついかもですが。。。)

 

 

Q7 強くなるためにはほかの選手よりも良い練習環境が必要だと思いますが、どんなことをさせたらよいでしょうか?

 

 一番大切だと思うことは、テニスの試合で勝利を収める、またテニスが上達するということに対する価値観を親子で一致させることだと思います。どっちかの熱が冷めてもいけないですし、どっちかが燃え上がりすぎてもいけません。親も子もテニスに対する情熱やそれに対する価値観を大きく持っていられることは上達への大事な要素かと思います。あとはできる限りの試合経験をさせることや、強い子がいるクラブに入ることも重要かもしれません。

 

 

Q8 コロナ対策中はどんな過ごし方をしていればよいでしょうか?自発的にトレーニングなどすればよいでしょうか?

 

 今回はいい経験と割り切って、トレーニングなどをしなくても全然いいという感じで過ごしていました。テニスをできることが幸せなことなんだと少しでも身に沁みたらそれでいいと思っています。かなり体も技術も心も落ちて行ってしまっているかもしれませんが、仕方がないと割り切ってできることだけやってもらっています。テニスができるようになった時を楽しみにして。

 

 

Q9 ラケットやシューズなどはどのメーカーのものを使うのがよいでしょうか?

 

 どこのものでもよいと思います!! ジュニア選手の気に入ったもので、ぜひ!

 

 

Q10 うちの子は背が低く心配です。小さい子でもテニスはやっていけますでしょうか?

 

 まったく問題ありません! 現に日本のトップ選手たちはどちらかというと身長的には小さめの方のほうが多いかと思います。あるトレーナーさんに聞きましたが、日本人の特性ですと、どうしても小さい選手のほうが運動能力は高くなりがちです。脳から腕先足先まで信号を送る際に、身長が大きい人だとその精度が落ちてしまう傾向が強いらしいんです。ですので大きな選手はそれなりに努力が必要でしょうが、小さい選手はおそらくそのあたりの心配はありません。日本人の大きい人はなんとなく動きが悪い印象ありますもんね。。

 

 

 以上です! 読んで頂きありがとうございました😊

 

 

 

 

♯87 強いジュニアの特徴

 とても久しぶりにテニスを見る機会がありました。みんな久しぶりなのかとても楽しそうですし、気分も前向きになっているような気がします。やっぱりスポーツって素晴らしいですね!

 

 

 と言うわけで、久しぶりに見たからなのかまた新しい気づきがありましたのでアップしたいと思います。いつも見ていたのに何かとても新鮮な目線で見れたから気づいたのかもしれません。その特徴は

 強い選手はギリギリ追いついたボールの処理が全員うまい

です。走って追いついてきちんとラケットを振れない状況って良くありますよね。そこです。

 

 

 ただ当ててなんでもないボールを返すと相手にボレー、スマッシュ、浅くなったところを好きなコースに打たれる、などそのあと厳しい展開が待ち受けています。

 強い選手たちはそこでギリギリでも相手コートの深いところを狙います。ロブだろうが、スライスだろうが手段は色々ですが。そしてその時に前に詰められてなかったらまたラリーが最初からやり直しのようにリセットされます。

 

 これです。

きっと相手選手はあれではダメだからもっと厳しく打とう、となるでしょう。そしてミスが増える。また、とった!と思ったポイント、ショットが返ってきて逆に相手のポイントになった時の精神的ストレスは2・3ポイントに相当するかもしれません。

 

 ジュニアの試合ではどんなレベルでも相手選手との力の差がなければこう言ったプレーは頻繁に出てきます。トップ選手であっても相手とのレベルが近ければ多いと思います。粘り強く決まったと思っても返してくる選手は相手から見ると非常に嫌な選手です。良く言う決められる前に相手に一球多く打たせると言うやつですね。トップ選手は必ずこう言う特性を持っています。

 

 ジュニアたちには、なんとか一本返すことの重要性を是非伝えてください。勝負を分けるポイントを得られるきっかけになるかもしれません。

 振られてゆるいボールを返してああ、もうダメだ💦ではなく、万が一これをこっちのポイントにしたら、逆転できる。と言う思考に変えれたら最高ですね。

♯86 今学んでおくべきこと

 テニスをできない今の世の中をお過ごしのジュニアテニス選手の皆様へ

 

 たくさんの方々が感染症によってなくなっている今の世の中をどのように感じておられますか?毎日ネガティブなニュースばかりが飛び交い暗い気持ちにもなりがちです。しかし、悪い意味ではなくこの状況を将来への糧としなければなりません。前向きにやっていきましょう、ということです。

 

 超前向きに今回のことをとらえれば、今までのどんな方も経験できなかったことを経験できているということにもなります。これを生かしましょう、将来に!

 私が年長者の方からよく聞かされていてまだよくわかっていないことがあります。その聞かされていたこととは

 

 

 「病気にならないと、健康のありがたみはわからない。」

 

 

 ということです。ありがたいことにまだ大きな病気にはかかっておりませんが、やはり本当のこの言葉の意味は私はわかっていないと思います。

 

 

 私は常々テニスをできていること自体に感謝の気持ちをもっていなければならない、やりたくてもやれない人は世の中にはたくさんいる。とジュニアテニス選手には伝えています。これを実感するチャンスが来ているかもしれません。

 

「テニスができない状況にならないと、テニスをできていることのありがたみはわからない。」

 

 と言い換えてみることもできるかもしれません。これから長くテニスと向き合っていくことになるジュニアテニス選手にとってはこのテニスができない時間が今後のテニス人生においてよい意味で影響を与える可能性があるかもしれません。

 

 

 今テニスができず、また努力の成果を試合で発揮することもできず、ストレスがたまりまくっているジュニアテニス選手の皆さん。いまは思う存分苦しみましょう。いまは感染者を増やす要因を増やさないために自宅でじっとしていましょう。そしてこの苦しみをずっと忘れないでいて、テニスができるようになったときにずっとテニスをできること自体が幸せだということを実感し続けていきましょう。

 

 

 それでいいと思います。

♯85 盛田テニスファンド

 盛田テニスファンド

ジュニアテニスペアレンツの皆様ならば一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか? あの錦織選手もこの制度による留学からトッププロへと昇りつめた選手です。アメリカIMGアカデミーへの留学費用をいただき、プロ選手への道を留学によって進むことができる制度です。世界で戦うためにはこの制度などを利用して、海外で武者修行をする必要があるというのが今の一般的な見方です。

 

 では一体どのような選手がこの制度の恩恵を受けてプロへの道へ突き進むことができるのでしょうか?私の知りえる情報をお伝えできればと思います。

 

 まず戦績として 全国選抜ジュニア BEST4 以上

         全日本ジュニア  BEST4 以上

 

 この成績がまず第一条件として必要なようです。そして年齢としては12~14歳が最も適切な年齢だといわれています。11歳では早すぎ、15歳以降では遅すぎるという説があります。これも盛田テニスファンドさんの判断になるかと思いますが、そのような感じみたいです。

 

 選考会に参加して将来有望だと認められ人間的にも適していると判断され親の了承も得られること

 

 この選考会の選考基準が非常に厳しいようです。全国大会を複数回制した選手でも簡単に落とされているようです。また渡米した後でも非常に厳しい条件を毎年クリアしなければ支援打ち切りとなり戻ってくるということもあり、やはり毎年条件をクリアしてくれる可能性というのを基準にしているところもあるかと思います。

 

 よって高い将来性というものを認めてもらうことが必要なようです。今現在強いのは当然ですが、この先もっと強くなることをイメージできる選手が選ばれるはずです。楽しいからという理由だけでやっている人はきっとすぐに帰ってくることになるでしょう。

 

 大変厳しい条件ですが、錦織選手や西岡選手はここをクリアし、そして毎年課される条件をすべてクリアしてあのような活躍をしています。前にも述べましたが、ツアーで活躍するようなトップ選手はその存在自体が奇跡ともいえるほどものすごい存在です。その存在になるためにはジュニアのころからずば抜けたものを持ち磨き続けるということが必要なんでしょう。

 

 ここ数年は支援を受けてIMGに留学している選手はいないようです。選考基準に見合う選手がいないという判断ですね。年間何千万円も出すわけですから厳しいのは当たり前の話だとは思いますが、望月選手のように錦織選手に続くような存在があまり出てないというのは少し寂しいですね。頑張れ日本のジュニア選手たち!!!

♯84 アタック25

 今日はテニスもあまりできない世の中でもありますので、急に某クイズ番組の話で思い出したことを書いてみたいと思います。テニスとはかけ離れます! すみません💦

 

 

 日曜日放送されているアタック25皆様ご存知でしょう!その前提で話します。勝手に。

 

 番組をご覧になられたことありますか?あれは編集に編集を重ねて作られたものであるということをご存知ですか?テンポよくクイズとパネル取りがスムーズに進んでいくイメージありませんか? 実際には10倍もの時間が収録にかかっているケースもある!というのが事実です。

 

 アタック25はご存知の通りオセロ形式で答えた方が好きなパネルを取っていって最後に1番多かったパネラーが優勝となります。たまーにあれ?!なんでそこ?!あっちの方がいいに決まってるじゃんか! と突っ込みたくなる時もありますが、それもアタック25のひとつの楽しみですね。

 

 

 このルールが問題だそうです💦 オセロをしっかりと勉強した方だとどうしても「ここは自分のパネルは取らないほうがいい」というケースが出てきてしまうそうです。そうなると当然パネラーの方は答えが分かっていても答えません。 そして、そのケースにパネラー4人共が当てはまってしまうと、、、、、何問も何問も誰も答えずに無駄に問題スルーが続くということが起こります。。。 勝つために!!

 答えるにしても答えたその次の問題に必ず答えなければ損をしてしまう、とか青の人にもしつぎ答えられてしまうと逆転されてしまう、、、など答えることにリスクが伴いリターンが釣り合わないことも多いようです。

 

 

 私がこの話を聞いたのは前の職場の先輩から聞いたのですが、その方は二回出られて二回とも優勝した人です🏆 しかも2回目はチャンピオン大会と言って、優勝したことがある人だけしか出られない大会でした。

 その2回目のチャンピオン大会にてこの4人共答えたくない、という現象が起こったそうです。

 

 

 収録時間は実に5時間を超えたそうです。誰も答えない時間がずっと続きますが、チャンピオン大会ともなれば答えないほうが得だ、と思い着くのはもちろん、絶対に勝ちたい、と思う気持ちもすごく強い方ばかりで、本当に終わらないんじゃ無いかと心配になるくらいの意地の張り合い状態が続いたそうです。。。

 最後は連続で答えればなんとかなりそう、という人が痺れを切らして答え、そのあと僕の先輩が逆転勝ちしたという結果になりました。

 

 

 ということで、あの長寿番組の裏側のお話でした。大変な思いをしてあの番組が作られていると言うことです。テニスでも仕掛けたほうが負けみたいな我慢比べの神経戦みたいになることもありますよね?シコリ合いの時とかね。

 

 最後は強引にテニスに絡めてみましたw大変失礼致しました!  よしっ!

 

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