ジュニアテニスを考える

ジュニアテニスプレイヤーを応援する 素人目線で思ったことをつづります

怪我について考える2 ♯56

   優秀な選手が集まる機会に話をいろいろと聞くことができました。たくさんの練習や遠征、試合などを重ねているためどこかしらが故障した、怪我をした、怪我をしているなどの話は多いです。

   以前痛みを感じた時にそれを素直に周囲にうったえることができることが重要であるということを書きました。今回は少し違う方向から考えてみました。

 

 

   今回は主に下半身の怪我について考えてみます。足腰の怪我ですね。以前錦織選手がラケットはどんなものでもある程度できるがシューズがちゃんとしたものでないとテニスはできない、というような発言をしたことがありました。まずはそれほどテニスにとってシューズはは大事なものだと言うことです。

   激しいステップ、フットワークを重ねるうちに下半身の故障が起きてしまうのですが足から(地面から)伝わる衝撃が原因とされます。特にひねったり滑りすぎたりと言うアクシデントがないケースは持続的な負荷が重なることが原因となります。

   ではその足から伝わる衝撃を和らげれば怪我は防げる、と言う理屈でクッションの入った衝撃を感じない靴底のシューズでプレイするとどうなるでしょうか??じつはこれも怪我は無くならないんです。人によってはクッションのあるものの方が故障を多く起こすケースもあります。

 さらにこんな話もあります。人がもし脚から伝わる衝撃がゼロになったらどうなるでしょうか。走ることも飛ぶこともできなくなるそうです。足から伝わる衝撃を脳で感じて初めてそのような動きができる状態にするようです。足裏への衝撃がないと脳がストップをかけてしまうようです。また衝撃が少ないと脳がちゃんとしたバランスをとれなくなりケガにつながるようです。

 

 

 そこで教わったことは、「適切な衝撃を足裏に伝えること」が重要だということでした。いろいろなシューズの研究がおこなわれているようですが、マラソン選手のシューズの靴底は思いのほか薄い作りになっているということです。適切な衝撃を与えることにより体のバランスを取り脳を刺激する。そしてケガをしにくくするということのようです。

 ここまで聞いてもまだどういう理屈なのかがわからないこともありますが、無理に衝撃を和らげることも衝撃を強くすることもよくないということですね。

 

 

 適切な衝撃だとしても強すぎれば結局はけがになるはずです。あまりクッションの入っていない靴を使用して、適切に休みを取るというのが最高の予防かもしれませんね。

 

 

 これはヒールを毎日履いている女性がいろいろなけがをしやすいということにもつながっているそうです。ぺったんこで足裏に適度な衝撃が来る靴を毎日履くことができればそういった女性もあまり腰痛や外反母趾などに悩まずに済むかもしれません。きちんとそういう知識と感覚をもって靴を選ぶのも大切です。次回から気にしてみましょう。

 

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優秀な指導法とは?♯55

   ジュニアテニスペアレンツの皆様は良いテニススクールに選手を入れてあげたいと言う気持ちが強い方が多いかと思います。その時にコーチの教え方が良いと言う表現を使われることも多いかと思います。では具体的にどのような指導法が良いのかについて考えてみました。

 

   特に大会などで良い成績をとりたいと考えているペアレンツの方々は実際のレッスンで今のケースはこうしたほうがいい、そこで膝を曲げてこう、、、と手取り足取り教えていただくのを希望したり想像したりしているかもしれません。私もそうでした。しかし強い選手がたくさんいるチームはそうではないところが多いと思います。

 

   私は自分で考えて自分でどうすれば良いか考える事を教えてくれるスクールが最も優秀なテニススクールでありコーチだと思います。選手自身が言われた通りにやるような事細かい指示を出しまくるコーチは強いクラブにはほとんどいません。一から十まで教えていては自分で考えることを選手がやめてしまいます。テニスは基本試合中にはアドバイスを受けることができないスポーツです。孤独な環境の中でどうすれば良いかを判断して実行できる選手でなければ勝てません。テニスのような仲間もコーチも監督もいないスポーツという背景もありますので手取り足取り教えるのは、ずれていると言うことなのかと思います。

 

   考えることを閉ざして一つのことだけやり続けようとする選手が勝ち続けることは非常に困難です。課題を持ってやることは大切ですがこれだけやってればいいと思ってしまっている選手はなかなか勝ち続けるのは難しいでしょう。都度考えて判断するという訓練が必要と思います。

 

   良いコーチがいたらそのチームの選手はみんな強いですか?そんなことはないと思います。強い選手たちと打ち合えるチームに入ることは強くなる近道だと以前の記事に書きました。その強い選手たちとどうすればやり合えるのか?勝てるのか?ということを常に考えながら練習することになるから強くなるのです。チーム的にはあまり強いという話を聞かないところでも、試合に出かけて自分で強くなる選手はいます。きっと練習では自分自身でどうすれば強くなれるかを考えていることと思います。

 

   自分で考えることを前提でその先に良いコーチを求めるのが本筋で、ここにいたら強くならない、あっちのチームでいろいろ教えてもらおうと言う他力本願な選手はきっとある程度まででしょう。どこへ行っても自分を強くするのは自分です。

 

    よって具体的にこの練習をこの方法でどれくらいやればいい、と言う指導方法はないと思います。強いて言えば自分自身で考えること、その考えがずれていた時に指摘してくれること   それが優秀な指導方法なのかもしれません。

6ゲーム1セットというシステムについて考える♯54

   最近バタバタしておりまして更新ができずにおりました。また環境が変わってもジュニアテニスについて考え、アウトプットしていきたいと思いますので今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

   以前にも少し取り上げたと思いますが、6ゲーム1セットという日本のジュニアにおいての最も一般的なゲームのシステムについて考えたいと思います。   私の考えている結論から先にお伝えします。   「短すぎる」

 

   ご存知の通りでジュニアテニスの大会では6ゲーム1セットというシステムが多いと思います。地域大会や全国大会ですと、8ゲーム1セットや3セットマッチという感じです。ただ、県予選を勝ち抜いた後での話なので6ゲーム1セットの県予選の試合を連勝することが必要です。避けては通れない道のりです。早ければ30分かからずに終わってしまう試合の中で出し切らなければなりません。これによる試合への影響について考えます。

 

   フロックという言葉をご存知でしょうか?いわゆる格下が格上に勝つ、まぐれ勝ちということなのですが、6ゲーム1セットの試合ですとフロックが発生することがあります。最初に格下が3-0くらいまで走ると出やすいです。格下選手としてはチャンスが増えるととらえても良いかもしれません。そして上位選手は玉砕覚悟の格下選手との試合を勝ち続けることが必要です。

 

   強いボールを打ち込み試合に勝つ。これは強くなるためには必要なことであると考えます。しかしながら攻め込むプレーにはミスのリスクがあります。1セットマッチで0-3からリスクを取って攻め込むのは大変勇気がいることです。なかなかできません。よってどのようなことが起きるかと言いますと、繋ぐミスのリスクの少ないプレーを選択するようになります。「振れなくなる」のです。以前も紹介させていただきましたが、繋ぐミスのリスクの少ないプレーを選択する選手が強いという分析の裏づけにもなっているかもしれません。

 

   海外ではジュニアの時から3セットマッチが当然のように採用されていて、1セット目を捨てて残りをとるという作戦をとる選手が普通にトップ選手にもいるようです。思い切り振り切ると言うプレーもやりやすい環境にあります。攻めるプレーが上達して行きます。

 

   テニスの先生から教わりましたが、このようなシステムであること、そしてサーフェスか砂入り人工芝であることなどが日本は世界の主流ではないので将来的には高いボールを叩くと言う練習が必要不可欠だと言います。「低いボールを繋ぐのはうまいが、高い球を叩くのが下手」な選手が育つとの事です。確かにオムニは弾まない!

 

   いつかハードコートやクレーコートばかりになって日本がテニス大国になり他国の選手が日本にテニス留学に来るようになったら面白いのにな、、、などと素人は思いました。3セットマッチが当たり前で1日1試合、これもいつか浸透してくれるともっとすごい選手が育つのかもしれませんね。テニスの先生方の考えていることを聞くといろいろ考えさせられます。

   

若い選手が活躍している全豪オープンをみて考える ♯53

 全豪オープンが盛り上がっていますね!日本人選手は錦織選手と大阪選手がともにベスト8に残りました。(いまそのタイミングです) やはり気になりますね、ついに日本人がグランドスラムを制覇することが現実味を帯びてきています。数年前錦織選手が全米オープンで決勝戦まで行ったとき、テニス好きの私の友達が興奮していたことを思い出します。今回もジョコビッチに勝つことができれば可能性はあると思います。

 

 

 

 トッププロのガチンコ勝負である全豪オープンを見て、そしてジュニアテニス選手を見て皆様は何を思い、何を感じますでしょうか? またどのポイントを見ていますか?私は素人ながら少しずつ勉強を深めていこうと努力はしていまして、少なくとも昔よりはちょっと違うところを見れるようになってきたと思っています。でもやっぱり素人が素人ですが、、、。

 

 私の注目した試合は ラオニッチ選手VSズベレフ選手の試合です。 以前道具もよくなってきていてネットプレイヤーには厳しい時代なのかもしれないと考えていたこともありましたが、この試合を見てネットプレーいけてるのでは?!と思いました。人と違うところを見ているといわれてしまうと思いますが、私の一番好きなプレーはノータッチエース、次いで好きなのがネットプレーです。試合を見た方はご存知かもしれませんが、この試合ラオニッチ選手がサーブアンドボレー、そしてラリー中のネットプレーを駆使して第4シードのズベレフ選手を圧倒しました。圧倒的なサーブ力と体のサイズも生かしているスタイルだと感じました。

 そしてもう1試合注目したのが錦織選手VSカルロビッチ選手の試合です。実に59本のサービスエースをカルロビッチ選手が記録しましたが最後の最後で錦織選手が勝ち切ったという内容の試合でした。これはニュースでも皆さん見たのではないでしょうか。このカルロビッチ選手も211センチの長身を生かしたサーブとネットプレーが中心の選手です。サーブが異次元すぎるというのは素人の私でもよくわかりますが、それでもトップ選手である錦織選手に勝っていてもおかしくない内容でした。ジョコビッチやナダルといった強烈なストローク戦を制している選手がトップを取っている今のテニスですが、こういったサーブとボレーで勝負する選手の生きる道もあるのではないかと感じました。

 

 

 私はテニスの先生方が前へでろ、攻めろというアドバイスをすることの意味が少しわかってきたような気がしました。ラオニッチ選手もカルロビッチ選手もきっと子供のころからこんなビッグサーブを打っていたわけでもネットプレーで得点していたわけでもないと思います。戦力としてやるようになった時には体が大きくなってきた頃でしょう。これをグランドスラムでの勝利につなげているわけですからきっと小さいころから技術の習得には時間を割いていたことと思われます。 多分ゴールデンエイジなどと呼ばれる10歳ころから。。。

 低年齢ジュニアのころはネットプレイで勝ちにそのままつなげるというのは至難です。よってミスをせずにつなげるプレーがうまい選手が勝ちます。しかしグランドスラムの試合での強烈なネットプレーによる強い選手を見るとこれをやらない手はない、などと思ってしまいます。 それにストロークだけでポイントを思うようにとるということの方がよほど至難の業というように感じます。 ネットプレーの練習を小さな時から練習して技術面だけでもあげておく必要があると思います。たとえそれが負けにつながってしまったとしても。。。(なかなかできないことかもしれませんが、、、)

 

 

 

 試合でネットプレー中心で勝ち切るというのはジュニア、特に小さい時からというのは難しいでしょうが必ずたくさん練習をして手に感覚を残して技術を習得する必要はあるでしょう。そして体が出来上がった時に思いっきりサーブアンドボレーでリターンの選手に圧力をかけることのできる選手を目指しましょう。特に身長が高い選手は有望です。小さい選手も必ずネットプレーは練習しておいてラリー中にいいタイミングで前に出ることのできる試合勘を養いましょう。必ず生きてくると信じています。 

 

 ラリーで思いがけずコーナーぎりぎりにボールがいって相手選手がまともな体勢で返球ができないとわかった瞬間に前へ出てボレーでラリーを終わらせるというプレーは必要不可欠です。それを目の前で弾ませてしまえばまたラリーのやり直し、前へ出ていればその一本でポイントとなっているラリーが前へ出る意識が低いがためにラリーが長引き相手にもポイントチャンスを与えてしまいます。体力的にもロスが生まれます。この差は大きいです。

 

 全豪オープンをみて前向きにネットプレーに取り組んでいきましょう!!

 

 

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センスがあると思うジュニアテニス選手について考える ♯52

 私が見ていてセンスがある、と思えるジュニアテニス選手について考えました。今回も偏った話になるかと思いますがどうぞお付き合いください。

 

 

 私が考えるセンスのある選手は 最小限の力みで最大限のパワー出している選手です。見た目の感じで言いますと、とてもリラックスしている様子なのにボールは強いというイメージです。左右に動かされている状態であったり、処理の難しいボールなどではまた違った感じにもなるかと思います。最大限のパワーを引き出すためにとても重要な要素が力むまでのリラックスです。このリラックスがきっちりとできている選手はとてもセンスを感じます。

 

 

 

 リラックス → 一瞬の力み → パワースピードのあるボール という流れがあるのだと思いますが、これを自然にできている選手はセンスがあると思います。力が入りすぎるというのは状況によってよくあることなのだと思いますが、プロ選手を見てもボールとコンタクトの直前はかなり腕はリラックスしている状態を作っています。逆にそれがないと強くたたくということができないので当然といえば当然です。

 

 またテニスというスポーツは6ゲーム1セットという勝負がおそらく一番短めな勝負となるでしょう。しかもハードな日程ですとそれを1日5試合をこなすこともあります。常に100%の動きをしていては持たないスポーツです。フェデラー選手のように時にリラックスしてプレーしているような印象を与えるくらいがスタミナも長持ちしてケガも少ないテニス向きな選手になるのではないかと思います。 よって最小限の力みで最大限のパワーなどの効果を生み出すことのできる動きは非常に重要だと思いますし、テニス選手としてのセンスを感じます。

 

 激しい試合をしている中でも力みを一瞬にとどめて、スタミナの浪費を最小限にとどめている選手を見つけたら注目してみましょう。

 

 

強くなりそうなジュニアテニス選手について考える ♯51

 よくジュニアテニス選手を見て評価する際に、「この子は伸びそうだ」「この選手は将来性がある」というようなことを聞くことがよくあるかと思います。テニスではど素人ですがスポーツ大好き、他スポーツではがちでやっていた私がおもう、将来性のある選手について考えてみたいと思います。

 

 単純に考えて将来性が高いと一般的に思える特徴をいくつか挙げてみます。私が最も重要と考えることとは別のことになります。

 

 1.体が大きい

 2.球が強い

 3.攻撃的プレイを目指している

 4.手足が長い

 5.今現在強い

 6.足が速い

 7.サーブが強い

 

 上記はとても一般的な見方で、これが違うとは私も思いません。しかし素人はちょっと変わったことを思います。それは下記です。

 

 私が思う将来性の高い選手は体がしなっている選手です。

 

 体がまだできていないジュニアのころに、体の使い方を学習していくわけですが腕力に任せて強いボールを打っている選手には私は将来性を感じません。たとえ強い球が入っていてもです。また体が大きい選手はたしかに将来性を感じますが、肩も下半身もうでも使い方が硬いという印象を与える選手にはこれも将来性を感じません。今現在強い選手だとしても体の使い方が明らかに悪い選手は将来性の高い選手とは思うことができません。

 

 体全体を使って、下半身からラケットの先までしなるように使っている選手には将来性や高いテニスセンスを感じます。ジュニアテニス選手を何人も育て上げたコーチの方々がどのように考えているかは存じませんし、それだけが将来性などとは思ってはいけないとはわかってはおりますが、それでも私は体がしなっている選手がその後大きくはばたく可能性が高い選手だと考えます。サーブの時もストロークの時も地面に触れている脚からの力がすべてラケット面に無駄なく伝わっている選手はきっと伸びてくるでしょう。

 

 錦織選手や西岡選手の小学生時代のプレイを見ましてもやはりパワーがない分体全部の力を使って打ち込んでおり、そのためには筋力だけではなく高い柔軟性や体の高度な使い方が必要となり例外なく体をしならせて使っています。

 

 野球の話になりますが、イチロー選手はメジャーリーグに挑戦し大成功を収めました。その特徴的な要因として「体を大きくする、筋肉を大きくするという手段を捨ててしなやかな体、伸びる柔らかい筋肉によって体を作る」ことによって成功を収めました。骨格的に日本人では屈強なメジャーリーガーの真似をするよりもしなる体を使って結果的にパワーを出すという手段で対抗したといえるでしょう。私が思うに野球よりもテニスのほうがしなりは重要だと考えます。

 

 1.体が大きい
 2.球が強い
 3.攻撃的プレイを目指している
 4.手足が長い
 5.今現在強い
 6.足が速い
 7.サーブが強い

 8.体がしなっている

 9.次男次女(上に兄弟姉妹がいる)

 

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 10.余裕を持っている

 

www.kanngaeruhito.com

 

 

 こんな選手を試合会場で見つけてみるのもよいのではないでしょうか。私がこの条件に該当する選手を見つけたとするならば将来有望と決めつけてかかるでしょうw毎度ながら偏った内容ですみません。

 

 

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強いジュニアテニス選手を分析9 ♯50

   さらに強いジュニアテニス選手を分析していきたいと思います。素人目線でもわかる範囲です。ミスの少ない方が勝つという分析をしましたが、強い選手の持っているものをまた一つ見つけました。

 

 

強い選手は余裕を持っている  

 

 それは   余裕を持っていること   です。逆に裏返していうと弱い選手は余裕を持っていません。ラリー中、試合中の間の取り方、一つ一つのポイント後の動作、そういったことの中で強さだったり余裕だったりというものを感じます。

 

    強い選手はバックバンドのラリーを続けている中で、虎視眈々と攻め込むチャンスをうかがっているのに対し、弱い選手はそのバックラリーを続けることで精一杯になっています。もっと先のことを考えているという姿勢が余裕を生むのではと思います。またそれぞれのプレーに余裕がありますのでミスをした時も大きく崩れるような事がありません。本当に必死にやったプレーがミスになった時はいかに強い選手でも落胆する様子はうかがえます。余裕を持つことは様々なプレーにおいてメリットをもたらすことと思います。

 

 とても抽象的な表現になりますが、素人の私がわかりやすく感じる特徴です。 ではどうすればこの余裕が身につくのでしょうか。ここが大事です。私が考えるのは試合経験です。試合の経験が多ければ多いほどこの余裕が生まれるというように感じています。余裕をもって試合をしているなという選手を調べましたが、もれなく試合経験キャリアが長い選手ばかりでした。 タイプ的に余裕が感じられないのに強い選手もいますが例外的だと思います。 試合経験をたくさん積んで試合中の余裕を持つこと、これも一つの目標としてやるのもよいかと思います。慌てないということもほぼ同義かもしれません。そしてその先だと思いますが、スコア的に負けていてもこういうプレイをしてれば大丈夫、勝てるという自信をもって試合ができたら最高ですね。

 

 下を向いて背中を丸めてとぼとぼ試合をしている選手に強いというオーラを放っている選手はいません。強い選手はミスをしたとしても堂々としているものです。自信なさげに余裕のないジュニア選手には一度自分の姿をこうだと見せてあげるのもよいのではないかと思います。試合中の自分の試合の態度に気が付かせてあげるのも重要かもしれません。どのような態度で自分が試合をしているか、そしてその様子を変えることによってどのような効果があるかということをジュニア選手に伝えて、余裕を持った強いオーラをまとった選手になれるよう育てましょう。

 

 素人の感想ですが、弱そうな選手は負けて強そうな選手が勝ちます。強そうな選手は慌てることなく余裕を持っています。余裕を持った感じで試合ができれば勝ちにもちがづくと考えます。頑張って試合を重ねてよいオーラを持った強い選手になれるように頑張りましょう。

 

   

ネットプレイを考える ♯49

 今回は表題の 「ネットプレー」 について考えたいと思います。

素人の私は昔テレビで見ていたテニスがほとんど全部ネットプレーだったので、これこそがテニス!なんて思っていました>< 1980年代後半のウィンブルドン選手権などしかテニスの情報がなかったのです。全力のファーストサーブを打ち込んで少し手も有利な状況を作りボレースマッシュで決めるというテニスです。 では今のジュニアテニスではネットプレーはどんな感じでしょうか?考えたいと思います。

 

 

 

 昨今のテニスではストローク戦が基本であり、ジュニアでもシニアでもその流れが定着しているようです。テニスの先生方に聞くと今の道具が進化したテニスでは全部ネットプレイで勝ち切るというのは非常に難しくなっているということです。ラケットの性能が上がり以前のように強いファーストサーブで相手を崩すということがなかなか難しくなっているうえ、リターン技術も変わっており相当なサーブではないと相手のリターンエースでお返しを食らうということのようです。ですので全部サーブアンドボレー、リターンアンドボレーというプレースタイルのプロ選手はあまりいないようです。

 

 ジュニア選手においてはどうでしょうか? 特に低年齢ジュニアにおいてみられるのはネットに出ても横や上を抜かれてしまう形です。これは普通のストローク戦においてふらふらっと前に出てもやられてしまうだけということで、ネットプレーがダメなプレーということではありません。 ネットに出るまでの伏線がかなり重要になるということです。私の見た感じですと、相手選手がしっかりとボールに対して構えることができるようなボールでは割と簡単に抜かれてしまうという印象です。

 

 素人の私なりにネットプレーをすることによるメリットデメリットをまとめてみたいと思います。

 

 ネットプレーによって生まれるメリット

1.ネット間際でボールタッチできることにより得点取得率の高いプレーができる

2.ストローク戦では1ポイントとるのにかかる時間よりも早い段階で得点を狙うことができる

3.ネット際に詰めることにより相手のプレーにプレッシャーをかけることができる

 

 

 ネットプレーによって生まれるデメリット

1.後ろにボールが行けばたちまち相手のウィナーとなる 抜かれる

2.低年齢の時は特に簡単に上を抜かれてしまう

3.ネットプレー自体が低年齢の時は特に難しい (片手ボレーでのコントロール)

 

 

 まず低年齢ジュニアのころは何といってもボールに届く範囲が小さいということが言えます。2m近い大男の選手が構えるネットプレーとはもう種類が違います。見方によっては抜いてくださいと言っているような印象を持っている人もいるかと思うくらいです。また片手でダイレクトでラケットにぶつかるボールを握力ではじき返すということ自体がまだ厳しい選手も多いかもしれません。

 

 

  やはり効果的なばめんをつくりだし、その場面で精度の高いネットプレーをするというのが目指すところだと思います。精度が高くポイントをよくとれるようになってくると自然に相手に与えるプレッシャーも生まれると思います。ネットプレーの中でもスニークイン呼ばれるプレーがあります。相手が気が付かないうちにネットに詰めるプレーのことです。体のサイズが小さいジュニアでも、足が速ければぜひトライしてほしいプレーです。いいとらえ方をすればあと5本打たないと取れなかったポイントが1本で同じ1ポイントが取れるということが起こるかもしれません。

 

 

 ストロークにしてもサーブにしてもネットプレーにしてもやらなければうまくはなりません。負けてもいいからとは思いませんが、人生で最も能力を伸ばせるジュニアの時期のうちにネットプレーを練習しておく重要性は将来のテニス選手像を描くうえで高いといえるでしょう。やっていたジュニア選手が18歳くらいになった時自信をもってボレー、スマッシュができるようになるにはそのプレーを繰り返し練習するしかありません。低年齢の時もボレースマッシュ、また試合中にネットに出るということを常に心がけてやった方がいいでしょう。

 

 

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好きな練習、嫌いな練習について考える ♯48

 ジュニアテニス選手の親御さんであればジュニアテニス選手の好きな練習がこれ、嫌いな練習がこれというような話を聞くこともあるかと思います。どのようなメニューが好きな選手が多いでしょうか? または嫌うメニューは何でしょうか。 一つの傾向について考えてみたいと思います。

 

 これは私の偏見もあるかもしれませんが、地味な反復練習やランニングなどのトレーニングが嫌いだという選手が多いのではないでしょうか。また逆に好きな練習メニューといえばポイント練習やマッチ練習という選手が多いのではないでしょうか。いわゆる試合形式の練習です。

 

 地味な反復練習といえば、フットワークのトレーニングや球出し練習、ランニングメニューというところだと思います。ジュニアテニス選手の嫌がりがちなこの練習は最も重要な練習だと思いませんでしょうか? 私の根本的な考え方なのですが、テニスはミスをする選手が試合に負けます。ミスを減らすためにはどうしたらよいか。繰り返しミスが出る確率を減らすための反復練習が重要です。またそれを行うための体力、切り離すことができないフットワークなど繰り返し繰り返し行うことが一番の上達への近道でしょう。目の前のことだけを見てしまうと楽しくなくて体もつらい嫌なことという方向になるかもしれませんが、最も大切な練習であるということを理解したほうが良いと思います。実の入り方も違ってくると思います。トッププロでもこの練習は間違いなくやっていますし、ずっと長い時間プロがこなしているのもこの練習のようです。テニスを続ける限り、反復練習とは離れられないですし、とても重要な練習です。

 

 試合形式の練習はジュニアテニス選手は好きな選手が多いです。やはり勝った負けたという結果が出ることが楽しいようです。そして自分のやりたいことをできる、自由に表現できる時間だともとらえているようです。自分よりも格上の選手と試合形式の練習をするのは負けてもともとでぶつかっていけるというところも大きな楽しみの一つのようです。

 

 地味でパッとした楽しみが感じられない反復練習やトレーニングかもしれませんが、テニスとはそういうスポーツです。技術的に同等な試合であれば、その精度や精神的な根気強さがそのまま試合の結果となって現れます。 これをジュニアテニス選手自身が良く理解をして取り組むのか、もしくはいやいや取り組むのか、成果に差が出てくるのは火を見るよりも明らかです。

 

 一生涯で最も能力を伸ばすことができるジュニアの時期にこれをよく理解して取り組むことのできる選手になってもらうこともコーチやペアレンツの上の見せ所かもしれませんね。 もしくは本気で勝ちたいと思ったジュニアなら理解が早いのかもしれません。

 

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ジュニアテニス選手の真剣勝負のすばらしさについて考える ♯47

 今回はジュニアテニス選手同士の真剣勝負のすばらしさについて考えたいと思います。今回もおそらく偏った内容になるかと思いますが、素人の戯言ととらえてお読みいただけますを幸いに思います。

 

 

 

 力のレベル如何に問わず、「真剣勝負」というのはすばらしいですよね。何も考えずとにかく目の前の敵に打ち勝つことだけをお互いに考えて勝負をする。そして勝っても負けても恨みっこなし、試合が終わればお互いを称えあう。試合結果によって優劣も付きますし、泣き出してしまうジュニアテニス選手も多いです。手をつないでかけっこをするような学校もある中で私は、この真剣勝負によって勝ったもの負けたものが生まれるということは非常に重要なことだと考えております。それにその勝負自体が人を引き付ける何かを持っていると考えます。

 

 

 人を引き付ける魅力を持っている「真剣勝負」。 これを世界のトップ選手であったり、自分の子供が繰り広げたりするとさらにその勝負に引き込まれることになると思います。なれ合いでやっている形の上での試合ではなく、ほんとうに心から勝ちを目指している真剣勝負はたとえレベルが低くとも、私は引き付けられます。魅力があります。

 

 

 以前スポーツマンシップということに触れたことがありましたが、これこそが「真剣勝負」の根底だと思います。ルールの範囲内で、そしてマナーを守り、必死に勝ちに行き負けても勝っても試合後は相手を称えお互いを認め合う。 本当に素晴らしいことです。

 

 

 真剣勝負の生み出す価値、それによって生まれる選手の成長や周囲の感動、1対1で仲間やコーチなどのアドバイスを受けることのできない孤独な戦い、私はジュニアテニスの試合の魅力に取りつかれています。

 

 

 みなさま これからもジュニアテニスの魅力を堪能していきましょう。私も味わえるだけ味わっておきたいと思います。

 

 

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ブログ報告させていただきます ♯46

 ブログ報告をさせていただきます。

 こちらのブログを覗いてくださった皆様。本当にありがとうございます。素人から見たジュニアテニスについていろいろと述べさせていただいている当ブログですが、予想以上に閲覧してくださる方が多くうれしく思っています。

 

 年明けからなのですが、急激に読者様となっていただける方が増えており60人を越えました。本当にありがたいのですが、何とかお役に立てるような記事を作ろうと身が引き締まる思いです>< またなぜこのように急激に読者様が増えたのかが筆者はわからず戸惑っている次第です。

 

 とりとめもない記事も多い中お読みくださっていることを考えますと、少しでも同感していただける方がいるのではという勝手な希望を持ったりしています。1日に300アクセス以上頂くこともあり本当に感謝しております。ただのあるあるだけではなく、それを素人が見たらどう感じているのか、どうしたほうがいいと考えているのかなどこれからもつづっていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

 今後ともわたくし自身がジュニアテニスペアレンツとして成長できればと思うのと同時に、頑張るジュニアテニス選手を応援するペアレンツの皆様にとって一助となるようなブログにできるよう頑張っていきたいと思います。 失礼いたしました。

 

 

風が強い日の試合のジュニアテニス選手について考える ♯45

 ジュニアテニス選手の試合を見ていた素人の私が感じたことをまたお伝えして考えてみたいと思います。ずばり、強風が吹きこんでいる状況での試合を見たときに考えたことです。

 風とは非常に残酷なもので最も大事な試合の時にも容赦なく吹き付けてテニスボールをあらぬ方向へと運んでしまいます。入っていたボールが簡単にアウトのエリアまで運ばれてしまいます。その時試合をしている選手を観察しました。

 

 強い風がテニスの試合中に吹くとどうなるかについて考えます。

1.サーブの時のトスがぶれてしまう

2.ストロークしたボールもコーナーを狙うとアウトになってしまうことがある

3.風で砂が巻き上げられて目に入ったりする

4.冬場だと寒い

 

 などの影響がわかりやすく出てきます。そしてプレーにどのような影響があるかも考えました。

 

1.風によるミスが出て大きくメンタルと崩してしまう選手がいる

2.ハードヒッターの選手が風に合わせるために振れなくなっている

3.風を計算してプレーする賢い選手が得をしている

 

 などが感じられました。私はプレースタイルも関係してくるとは思いますが、風が吹いている状況は選手のメンタルの強さが出る状況ではないかと考えます。風を当然のことと受け入れうまく付き合える選手と、そうではない選手では試合結果にも相当な差が出ます。またうまく付き合う選手はいつもは強くたたく選手も軽く合わせてミスが出ないようなスタイルに変える選手もいます。片方のコートにだけ強く風が吹きつけるようなことは少ないので、ほとんど条件としては平等だと思います。そこで差が出るのがメンタルです。

 

 風でボールが流れることも、それによるミスが出ることも当たり前で相手も同じ条件であるということを認識してそれによってメンタルを崩すことのないような選手になることが重要だと思います。

 

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サーフェスの違いについて考える ♯44

 ジュニアテニス選手が感じているサーフェスの違いを今回は 「砂入り人工芝」と「ハードコート」の2種類について考えてみたいと思います。

 

 日本でジュニアテニス選手が目指す全国大会などでは、「砂入り人工芝」と「ハードコート」のどちらかのサーフェスで行われることが多いです。この2種類は理解しておいた方が良いと感じでいます。

 

 まずはバウンドの違いについて考えます。 砂入り人工芝は私のイメージですとボールを落とすと ぼすっ というような感じです。対してバードコートでは たんっ というイメージです。ハードコートのほうがよく弾みます。砂が入っているだけあって人工芝ではボールが滑ります。ハードコートはスピンの影響を受けやすいです。コート深くにボールが入ったケースではハードコートですとよく弾むために大きく後ろに下がらないとバウンド後の落下点に入れなくなります。よって後ろに下げられたくない選手はバウンド後にボールが頂点の高さにまで上がる前にライジングで処理をすることとなります。人工芝ですとそこまで下げられることはないです。 また砂入り人工芝はしばしばイレギュラーバウンドをすることがあります。ハードコートではほぼありません。

 よって人工芝ではフラット系のスルッとボールが滑るようなショットが有効で、ボールのグリップが効くヘビースピン系のボールはハードコートで有効だといわれています。

 サーブにおいても高く弾みトップスピンよりも、フラット、滑るスライス系のサーブがより強力になるでしょう。

 

 次はフットワークへの影響を考えます。砂入り人工芝は非常によく滑ります。ハードコートに比べると足の踏ん張りがききません。またボールを追いかけた際には最初の一歩はハードコートよりも遅れるでしょう。対してハードコートは足のグリップもよく効きますので、一歩目は早く出せると思います。体育館で行うバスケットボールの選手のように きゅきゅきゅうぅう とシューズのゴムとコートの表面でこすれる音が聞こえてきます。よってコートカバーリングの観点だけで言えばハードコートのほうが広くカバーできることと思います。 また下半身の踏ん張りがハードコートではきちんと効くためパワーのある選手はよりパワーを伝えやすい環境であるとも思います。

 

 世界のスタンダードであるハードコートはスピンやパワーの影響を受けやすいコートといえるでしょう。弾道の高いヘビースピンの効いたトップスピンや、バックスピンの効いたドロップショットなども決まりやすい環境だといえます。 日本で一番多いサーフェスである砂入り人工芝はハードコートに比べるとパワーやスピンの重要性が低いのかもしれません。ただ足腰への負担が少なく少々の雨であれば試合や練習を行えるという利点もあります。

 

 世界的な日本人テニス選手が育たないのは日本にはハードコートが少ないからだと昔は言われていたそうです。たしかに、私のような素人でもこのコートの違いというのはよく分かります。極端なことを言うと本来畳の上でやる柔道を、フローリングの床でやっているような感じでしょうか?W

 

 あるジュニアテニス選手の話ですが、いままではあまり気にすることなくすべてのコートでオールコート用のシューズを使っていたそうです。しかしある時から砂入り人工芝専用のシューズを使うようになってから「このシューズでないと砂入り人工芝ではテニスができない」というくらいにシューズの重要性を認識したという話を聞きました。オールコート用のシューズではあまりに滑りすぎてやりたいことができないということです。

 また錦織選手の話でも、ラケットはどのようなラケットでもなんとかできるが、サーフェスにあったテニスシューズがないとテニスはできない、という発言があったようです。ラケットよりもシューズのほうが大切といっています。私はラケットよりも大事なのかとびっくりしました。ジュニアテニス選手もいちど本当にコートにあった良いシューズをはいてやってみるという体験も必要かもしれません。

 

 

 ちょっと奮発して高めの機能の高いシューズを使わせてみましょう$

 

 サーフェスは選択するプレー自体も変えてしまいます。各サーフェスでの経験を積みどこでも力を出せる選手を目指す必要があるでしょう。

細かいマナーについて考える ♯43

 ここでは細かいマナーについて考えてみます。たった一つのことです。

 

 リターン時にフォルトのボールを必ず相手コートに返球することについてです

 

 

 私は何とも思っておりませんでしが、実際やっている選手に聞くとかなりイラっと来る選手が多いようです。なぜでしょうか?

 

 フォルトになるかインになるかわからないボールはこのように打って返すということも必要なことではを私は考えます。 しかし選手たちが言うにはフォルトとわかり切っている球も返してくるから嫌なんだ、ということでした。素人の私は話を聞くまで気にもしていませんでしたが皆さんの地域ではこれについてはどのような見解でしょうか?

 

 しかし注意深く見てみるとハンドシグナルでフォルト―― といいながら確かに相手コートに返球しています。うむーーー。なるほど、普通の選手たちは相手コートに入らないようにネットにあてるように返球したりしていますね。(ファーストフォルト時)

 

 素人が気になったちょっとしたマナーのお話でした。なんの内容もなくすみません>< 皆様の見解はいかがでしょうか。またご指摘いただきますと幸いです。

 

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冬場の過ごし方について考える ♯42

 いよいよ2019年が始まりましたね! 今年もジュニアテニス選手の成長を応援していきましょう!

 

 今回は寒い冬の時期の過ごし方について考えます。テニスの練習を繰り返すことは当然のこととしますが、それ以外に何か目的をもって取り組みたいところです。

 

 

 テニスの先生方から言われた話なのですが、海外の選手たちは寒い時期はあまり試合などをせずにトレーニング期間としてとらえることも多いようです。日本は冬場でも大きな大会は普通にありますね。その辺がちょっと違うようです。私もちょっと考えを方向修正もしてトレーニングも考え直してみようかと思います。

 

 

 テニスのトレーニングは私はあまり負荷をかけないトレーニングが適していると思います。筋肉、筋力をつける前提としてテニスは素早く動けることが大前提となります。よってむやみに体重だけを増やそうとする筋肉量の増加だけを目指してはいけないと思います。また成長期を越えているかどうかということも重要な要素としてとらえなければなりません。骨格がおおきく変わろうとしているときに必要以上の負荷をかけることはよい事ばかりではありません。私は違う競技を真剣に取り組んでいた経験がありますが、テニスはテニスに向いたトレーニングがあると思います。

 

 

 筋量を増やすとすればやはり下半身でしょう。走り込みやステップの反復練習、フットワークを軽く早くするための練習も必要だと思います。そして何よりケガをしない準備運動とウォーミングアップも大事でしょう。本当の反復運動ばかりですとつまらないことも多いかと思いますので、このような変化をつけた内容もとても良いのではないかと思います。


ロジャーフェデラー テニストレーニング in Dubai Fitness Tennis Drills

 

 そして私が一番重要視したいものは ストレッチ です。柔軟性を高める運動です。試合を見ているだけでも間違いなく体が柔らかいとわかるトップ選手は多いです。またこれがあるからこそ厳しいツアーをケガをせずに乗り切ることができるとも言えます。筋力とともに同じくらい重要視してほしいと私が考えているのが柔軟性です。

 

 体を大きくしてパワーをつけるというのも大切なことかと思いますが、私は体が大きくなくてもパワーのあるボールを打つことができると思います。柔軟性を高めてしなりによってパワーを出せばよいのです。大きければ強いボールが打てるというわけではないですし、大きくてもそれをシュッと素早く振りぬくことができて初めてパワーが出ます。動きが鈍くてはいくら筋肉が大きくても早いボールは打てません。それに大きな筋肉を搭載するとそれだけウェイトがあがり、その体を動かすためのエネルギーの消費は大きくなります。

 

 

 いろいろと勉強していたところ「初動負荷トレーニング」というものを見つけました。大変に私は興味があります。大きく強い筋肉ではなく柔らかく伸びる筋肉を作るトレーニングのようでイチロー選手がとくに力を入れて取り組んでいるようです。体が成長期を終えて体が硬くなるときにやるといいかなと思います。テニスでも李那選手が取り入れていたようです。ぜひ一度やってみたいと考えています。ケガをしにくくなるというのは大変重要だと思います。

 

 

 

 あとやはり私が考える大事なトレーニングは 走ること だと思います。テニスに限ったことではないですがやはり何をするにしても下半身が基本です。全国選手たちのがっちりとした下半身を見るとやはり鍛えるべきは下半身だと確信します。

 

 寒い時期には少しラケットを置いて夏場を乗り切るための体力をつける準備期間としてみてはいかがでしょうか?

 

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